横浜青葉そけいヘルニア・外科クリニック

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そけいヘルニアの再発について

そけいヘルニア(脱腸)は手術してしまえば大抵は治ってしまうのですが、時々再発してしまう方もいらっしゃいます。例えば小児期にヘルニアの手術をした方、1990年以前のメッシュを使わない手術をしていた頃にヘルニア手術をされた方は、縫い縮めたところが時間の経過とともにもろくなって壊れ、再発してしまう場合があります。またその他、特に女性に多くみられる内そけいヘルニアや大腿ヘルニアは、構造的にメッシュを上手に...

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4Kカメラ

本日は当院のカメラについてお話させてください。カメラと言っても腹腔鏡に使うカメラです。これがカメラですと言ってお見せしても四角い箱が積んであるだけなのですが、この部分は主に画像を解析してくれます。レンズ部分はスコープという直径5mmの細長い棒を通して腹腔内に入れます。そしてレンズから送られる信号を解析して、鮮明な画像を再現します。最近になって腹腔鏡手術の世界にも4Kが導入され、その時は電気屋さん...

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LPEC法~そけいヘルニア(脱腸)の手術

今日はLPEC法についてお話させていただきます。LPEC法は、メッシュを使わずに腹腔鏡でそけいヘルニアを修復する術式です。お子様のそけいヘルニアに採用されている術式です。お子様のヘルニアのほとんど全部が鼠径管に沿って脱出するタイプのヘルニアで、お腹の壁が弱くなって出てくるタイプではないので、メッシュでお腹の壁を補強する必要はないと言われています(また体がどんどんと大きくなっていきますので、メッシュ...

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TAPP法~そけいヘルニア(脱腸)の腹腔鏡下手術

全国的に見ると、そけいヘルニア(脱腸)の腹腔鏡下手術の7割以上はTAPP法です。腹腔内に炭酸ガスを入れて膨らませます。お腹全体が大きく膨らみ、中に入れた鉗子の可動域が広く、操作しやすいのが特徴です。腹膜の内側から腹膜を一部切って、そこから鉗子を使ってヘルニア嚢と呼ばれるはみ出している部分の付け根を輪状に切り、切り離します。次に穴が開いている部分からメッシュを敷くスペースを確保して、メッシュを広げま...

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女性のそけいヘルニア(脱腸)

そけいヘルニアというと40歳以降の男性の患者様が多いのは確かなのですが、次に多いのは20歳から40歳女性です。と言うのも妊娠が原因となるからです。10キロ近くにも膨れ上がる子宮を同じ腹筋で支えるので仕方の無いことです。ですが、妊娠中は嵌頓(カントン)しない限り手術することはありません。風邪薬の服用にも慎重になる時期に、手術のストレスも赤ちゃんに良い影響を与えるとは思えません。ご家族のためにも日帰り...

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TEP法~そけいヘルニア(脱腸)の腹腔鏡下手術

前回腹腔鏡手術について簡単なお話をさせていただきました。私は長野市民病院で腹腔鏡手術を習得した当時から、TEP法を中心に手術しておりました。TEP法で手術した方が良い場合はTEP法で、TAPP法で手術すべき症例はTAPP法でというのが病院の方針でしたので従っていた訳ですが、普及する前からTEP法を教わることが出来たことは大変幸運なことでした。TEP法は腹膜の外側だけで手術を済ませてしまうので腹膜の...

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そけいヘルニア(脱腸)の腹腔鏡手術

腹腔鏡手術は内視鏡手術の一つで、炭酸ガスを注入して腹腔を膨らませ、おへそとおへそのまわりに二つ、3~15mmの穴を開けて、超小型カメラとマジックハンドのような鉗子を挿入して手術をします。日本では1990年代からそけいヘルニア手術にも腹腔鏡手術が普及しました。腹腔鏡手術だととても言いにくいので英語のlapaloscopyから「ラパロ」などと呼んだりしています。皮膚を切開するよりも腹腔からアプローチし...

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腹圧について ~そけいヘルニア(脱腸)~

ここまで構造的な弱点のお話をさせていただきました。どれだけそけいヘルニア(脱腸)になりやすいか、というお話だったんですが、今日は何をきっかけにそけいヘルニア(脱腸)になるのかということを少しお話させてください。 そけい部は3つの筋肉で支えられていて、他の部位よりも少ないこと、そしてそけい管という通路が通っていることはお話させていただきました。そこに、腹圧と呼ばれるお腹に力がかかることをすると脱腸の...

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鼠径部の構造的な弱点~女性編~

前回、男性編についてお話させていただきましたが、本日は女性の場合です。 二足歩行ゆえにそけい部に内蔵の重みがかかる上、他の部位は5つの筋肉で支えているのにそけい部を支える筋肉が3つしかないというのは男性と同じです。ただ女性の場合は、子宮を固定する繊維組織(子宮円索)がそけい管を通っています。男性のそけい管は小指ほどの太さですが、女性の場合はそれよりも細いので、そけいヘルニアになる確率は男性よりも低...

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鼠径部の構造的な弱点~男性編~

前回、構造的弱点があることをお話させていただきましたが、今日はこの構造的弱点についてもう少し詳しくご説明させてください。 そけいヘルニアは、いわゆる「脱腸」と呼ばれてきた大変ポピュラーな病気で、男性が罹患する確率が高いのも特徴です。そこには男性特有の事情があります。というのも、精子が生きるには人間の体温が高すぎるため、睾丸が腹壁を通って体の外へ出ます。その時に通った穴や通路(そけい管)が構造的な弱...

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