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特徴

FEATURE01

最新鋭の4Kカメラの導入

当院では5mm径のカメラで最も高精細な画像を表現できたオリンパス社のVISERA 4K UHD Systemを導入しました。3Dカメラも検討しましたが10mm径と倍の太さになってしまうため、5mm径で非常に鮮明な画像が得られる4Kカメラを選びました。小さな穴からおなかの中にカメラを入れてモニターに映し出しながら手術するため、高精細のカメラは腹腔鏡手術の肝になる部分です。鉗子(お腹の中にいれる細長いピンセットやハサミ)をピンポイントで狙ったところに入れ、正確に操作することで、ほとんど出血しない手術が可能になります。
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FEATURE02

径の小さい3mm鉗子を用いての手術

当院では径が小さい3mmの鉗子を併用します。理由は鉗子を入れるための穴が小さくて済むためです。腹腔鏡手術では、穴が小さいことは傷口が小さいことを意味します。術後の痛みを最小限に抑えるためには傷が小さいことが重要です。鉗子を入れる穴は、キズになるので小さいほうが痛みが少ないのは容易にご想像頂けると思います。これががんの手術では根治性を優先させるため、細径鉗子の使用は二の次になってしまいがちです。3mmの鉗子まで準備出来る病院は限られてしまいます。当院ではそけいヘルニアの手術に特化していますので最小限の傷で済むように、術後の痛みを最小化するために細径鉗子をご用意しております。
FEATURE03

土曜日・平日夜間(火・金)診療

当院では、午前中に鼠径ヘルニア手術、午後から通常の外来をいたします。手術するかどうか迷っていらっしゃる患者様に気軽に寄っていただけるようにしております。糖尿病や心疾患、呼吸器疾患などを抱えていらっしゃる方など、どうしても入院していただかなければ手術できない患者様もいらっしゃいますので、日帰り手術をお勧めできるかどうかを含めてゆっくりご相談させていただきます。入院設備が必要だと思われる患者様にはお近くの病院をご紹介いたしますので、まずはご相談ください。
FEATURE04

経験と実績

そけいヘルニア手術の修行時代

私が初めてそけいヘルニアの手術をしたのは駆け出しの頃でした。当時勤めていた病院で通勤に使っていた原付バイクを修理してもらっていたバイク屋のご主人の手術もさせていただきました。開腹法の手術で順調に回復されて、当時標準的な4泊5日の入院で、1ヶ月後には何事もなかったように力仕事をしていただけたはずです。ご主人にも手術してよかったとおっしゃっていただきました。でもお店を休めないからと、長い間ヘルニアベルトを巻いて痛みを堪えていたのを後になって知りました。それに店主として一週間もお店を留守にするのは、ご家族を含めて大変だったに違いありません。完治すればそれでいいと思っていた当時、入院する大変さに気付かされた出来事でした。

腹腔鏡手術との出会い

その後長野にある病院へ勤めました。そこは腹腔鏡手術の先駆け的存在の病院でした。腹腔鏡手術の患者様が術後極めて短期間でスタスタと歩いて帰られるのを目の当たりにして患者様の体への負担が少ない手術をできるようになりたいと思い、腹腔鏡手術を必死に習得しました。長野にいた当時は、がん拠点病院であったことから主に癌の手術をしておりました。そのような中でたまたま私と同年代の若手術者が少なかったという理由で、1、2年の間、そけいヘルニアの手術を集中して行う機会に恵まれました。どこからアプローチしていかに短時間で出血の少ない、再発しない手術をするかを、毎日そればかり考えていました。偶然手に入れた機会でしたが、今となっては本当に貴重な経験でした。

日帰り手術のために

神奈川で新たな環境の中で試行錯誤を繰り返しながら、技術面で手術当日に患者様にお帰り頂くことができると確信するようになりました。そして勤め先の病院にもたびたび日帰り手術をさせてほしいと院内で直談判しました。しかし、様々な手術を同時並行で行っている病院では、そけいヘルニアの患者様だけ当日お帰り頂くための人員を割けないこと、またそけいヘルニア手術に特化して手術道具を揃えることは現実的ではないとの結論に至りました。また日帰り手術が出来そうな病院を尋ね、自腹で手術道具を揃えるのでそけいヘルニアの日帰り手術をさせてほしいお願いしたりもしました。残念ながら、どれも実ることはなかったのですが、そけいヘルニアに悩まされている患者様の多くが仕事にも家庭にも忙しい年代であることから、最短で完治するそけいヘルニア手術を提供したいという気持ちに変わりはありませんでした。バイク屋のご主人の手術の後に入院をするために休む大変さに初めて気付いて以来、できるだけ早く日常生活に戻っていただきたい、なんとかして手術をしたくても休みが取り辛いからと我慢を続けていらっしゃる患者様に最短で復帰していただきたいという思いをますます強くしました。

開業という選択肢

病院と直談判を繰り返していた当時、たまたま出席したヘルニアの手術の勉強会で、日帰り手術をすでに始めているクリニックがあることに気が付きました。そして、患者様の仕事を休む大変さやご家族の負担に対する申し訳なさ、自分のヘルニア患者様の手術が後回しにされる悔しさが解消されるのではないかとピンときました。というのも、自分のヘルニア患者様の手術が後回しにされてしまうというのは大変不満です。嵌頓(かんとん)すると大変ですから早めに手術してください、とご説明させていただきながら、2-3ヶ月もお待たせしないといけないというジレンマです。特にがん拠点病院は、がん患者様が多くいらっしゃいます。そしてがん患者様の手術を待つ間の苦しみはそれは大変なものです。ですから頭ではがん患者様が優先されるのは当然だとわかっていながら、私が担当させていただいている患者様に矛盾したご説明をしている自分に常にいら立っていました。

開業に向けて

そけいヘルニアの日帰り手術を多く手掛けている先輩方にお会いして勉強させていただく中で、最短で社会復帰するための治療を提供できるのは、開業する以外に方法はないと確信しました。そして多くの方のご支援を受けて開業するに至りました。これからはそけいヘルニアは一日で治る病気にしたい。お食事は術後数時間でお召し上がりいただき、デスクワークであれば翌日から仕事を再開していただけるように、負担の少ない、痛みを少しでも和らげることに全力を傾けてまいります。

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