昨年の8月1日に開院して、ちょうど一年が経ちました。鼠径ヘルニアの手術件数は239件、うち腹腔鏡による鼠径ヘルニア手術は235件、開腹手術が4件でした。信頼していただいた患者様、ご家族の皆様に深く感謝します。鼠径ヘルニアを一日で治せるようにとクリニックを始め、多くのヘルニア患者様に早く治していただけるようになったことのは、外科医として何よりの喜びです。また休診日など手術準備をしているときにお電話を頂いて、外傷を縫うことも時々ありました。検査・手術の過程でほかの病気が見つかる方もいらっしゃいました。今は鼠径ヘルニアのことを考える時間がほとんどですが、何でもできる外科医、がん患者様と共にがんと闘う外科医を目指して勉強したことが今もこうして患者様のお役にたっていることも大変に嬉しいことです。これからも患者様に頼られるクリニックを作っていきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
この記事を書いたのは…
2002年山梨医科大学卒業。2008年長野市民病院でTEP法をみて衝撃を受ける。以来、鼠径ヘルニアの理想的な治療はTEP法だと確信して手技の研鑽を積む。2017年8月の開院から全ての手術を執刀。「初診から術後経過まで、執刀した外科医が責任を持って診るべし」が信条。好きな言葉は『創意工夫』