この度当院は4周年を迎えました。2017年8月の開院から2021年7月末まで、私が執刀した全身麻酔の手術が1,689件(547件、直近1年間)になりました。鼠径ヘルニア手術が1,666件(538件)、うち腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術1,648件(537件)、開腹での鼠径ヘルニア手術18件(1件) 、その他23件(9件)でした。当院での手術を決めてくださった患者様とご家族の皆様、ありがとうございました。また、多くの医療機関よりご紹介を頂きました。これからもご期待にお応えすべく、よい手術のため、できるだけのことをしてまいります。
この春先から夏にかけて看護師を含め、新たなスタッフ二人を迎えました。設備面では、腹腔鏡カメラのサブモニターを設置し、滅菌器をもう一台増やしました。これで余裕をもって一日3件手術ができる体制になりました。前立腺癌の術後・婦人科手術後・帝王切開をされた患者様、大きいヘルニアや再発ヘルニア、両側同時のヘルニアを手術される患者様ですと、手術時間が長めになってしまいますので、これまで同様一日2件となりますが、無理のない範囲で一日3件の手術をしています。お待たせしている患者様には大変申し訳ございませんが、一日でも早く手術ができるように調整しています。引き続き、全手術を私が執刀いたしますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
最後に関係者の皆々様より多大な支援を賜りました。この場を借りて心より御礼申し上げます。お陰様で、無事に4周年を迎えられました。未曽有の危機の中でも、私どもだからできる医療提供を、出来得る限り続けてまいります。どうか今後もご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
この記事を書いたのは…
2002年山梨医科大学卒業。2008年長野市民病院でTEP法をみて衝撃を受ける。以来、鼠径ヘルニアの理想的な治療はTEP法だと確信して手技の研鑽を積む。2017年8月の開院から全ての手術を執刀。「初診から術後経過まで、執刀した外科医が責任を持って診るべし」が信条。好きな言葉は『創意工夫』