今年は年末に寒波がやってきてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。おかげさまで当院では2021年に589件の全身麻酔手術をいたしました。今年もすべて私が執刀いたしました。これで開院以来の全身麻酔手術が1,949件、うち鼠径ヘルニア手術が1,926件(腹腔鏡1,906件、開腹20件)となりました。2021年の全身麻酔手術589件のうち、鼠径ヘルニア手術が584件(片側504件、両側80件)でした。腹腔鏡による鼠径ヘルニア手術が582件(TEP555件、TAPP12件、
今年も多くの医療機関より多数の患者様をご紹介いただきました。ありがとうございました。地元の横浜市以外からも、川崎市、相模原市、町田市、座間市、横須賀市、大和市、鎌倉市、平塚市、藤沢市、海老名市、厚木市、南足柄市、二宮町、世田谷区、大田区、目黒区、渋谷区、品川区、八王子市、稲城市、多摩市、調布市、府中市、三鷹市、武蔵野市、日野市、木更津市、柏市、函南町、伊東市、静岡市より手術のためにご来院いただきました。たくさんの患者様にご来院いただき、ありがとうございました。
おかげさまで、コロナの第5波を何とか乗り切ることができました。患者様にはもっとリラックスして手術を受けていただきたいのですが、いろいろとお願い事をさせていただきました。快く受けれて下さり、ありがとうございます。患者様には引き続き検温・マスク・手指の消毒、予約時間10分を過ぎてからの御来院をお願いしております。何卒よろしくお願い申し上げます。ここまでスタッフを含めてコロナに感染することなく過ごすことができました。多くご支援、ありがとうございます。当院が手術を続けることができたのは、一重に近隣の地域医療のおかげです。心より感謝いたします。来年はウィズコロナ生活に終止符を打つことができるといいですね。
開院する前までは、術者として週2件、助手として週2-3件ほど手術に携わり、術者として年間100件前後、助手も含めて200から250件の手術にかかわっておりましたが、今年は、術者として589件手術をしました。自分で多くの手術を手がけたいと思って始めたクリニックで600件近くの手術をさせていただくことができました。外科医冥利に尽きます。ありがとうございます。消化器外科医として、がん手術を諦めたことに後悔が全くないかというと、そこまで割り切れないところも少しありましたが、こうして多くの手術を手がけられることに感謝しています。また手術の質の面では、神奈川のヘルニアの研究会で手術ビデオをお見せする機会をいただき、自分の手術を改めて客観視することができました。これからも貪欲により良い手術を追及してまいります。院内の設備面では、2台目の大型滅菌器を導入することができました。万が一、片方の滅菌器が調子悪い時でも確実に滅菌を行うことができます。安心して手術をするために、かねてから欲しいと思っていたものです。来年も手術をよりよくするために、すべての面において、更なる充実をさせていきたいと思いますが、やはり、一番は手術の腕をもっと上げたいですね。来年も気を引き締めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
私に手術を任せてくださった患者様とご家族に心より御礼を申し上げます。またご協力いただいた多くの方々に、この場を借りて御礼申し上げます。来年も皆様の信頼に応えられるよう尽力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください。
この記事を書いたのは…
2002年山梨医科大学卒業。2008年長野市民病院でTEP法をみて衝撃を受ける。以来、鼠径ヘルニアの理想的な治療はTEP法だと確信して手技の研鑽を積む。2017年8月の開院から全ての手術を執刀。「初診から術後経過まで、執刀した外科医が責任を持って診るべし」が信条。好きな言葉は『創意工夫』