完全予約制
当院は完全予約制です。事前の予約(電話orインターネット)をお願いします。直接のご来院の場合、予約枠に空きがあるときは診察できることもありますが、予約枠がいっぱいのときは、後日の予約をとって改めて来院していただくこともありますので、事前に必ずご予約ください。
初診時にお持ちいただくもの
マイナンバーカード or 健康保険証
お薬手帳(アプリでも可)
高齢者受給証(持っている方のみ)
診療の流れ
初診(30~60分)
診察・説明(30分)鼠径部を診察します。立ったまま、お腹に力を入れた状態で、鼠径部が膨らむかを確認します。鼠径ヘルニアでない病気のこともあるので、最初の診察が重要になります。鼠径ヘルニアであった場合は、続けて、なぜ鼠径ヘルニアになるのか、どうやって治すのか、費用はいくらかかるのかなどを説明します。手術を受ける場合、日中の時間帯であれば、続けて術前検査を受けることができます。もちろん、鼠径ヘルニアの診断だけを確認して、検査をせずに帰ることも可能です。
術前検査(+30分)手術に必要な全身状態の確認のための検査を行います。この検査は全身麻酔をかけるために必要な検査です。採血、胸部レントゲン、心電図、呼吸機能検査、尿検査になります。検査着に着替えて行います。所要時間は20~30分ほどです。日中の時間帯は、初診の診察に続けて行うことができます。初診のときに検査まで希望しなかったり、夜間枠では、別の日に検査を受けに来ていただくことになります。
提携先にて
CT検査(40-60分程度)術前検査として、CT検査を受けていただきます。腹腔鏡で手術をおこなうため、①鼠径部の確認、②鼠径ヘルニア以外に大きな異常が無いか、③女性の場合は子宮や卵巣との関係を確認する目的で撮影します。当院にはCTの設備がないため、提携先を紹介します。数か月以内に腹部CTを撮影されている方は、代用できることもありますので、初診の際にご確認ください。
2回目の受診
検査結果・リスクについて説明(30分)検査結果、手術のリスク、全身麻酔のリスクについて説明します。CT検査で他の病気が見つかった場合は、見つかった病気に対してどうするかの方針を確認します。手術当日のタイムスケジュール、持ち物、内服薬、付き添いの確認、通院の手段などを確認します。
手術当日
絶食(自宅にて)手術当日0時から絶食です。間違えて食べてしまうと、手術が中止になることもあります。水分の摂取は可能ですが、牛乳や乳製品の飲み物は取らないようにしてください。
絶飲食(自宅にて)手術2時間前から水分摂取もできなくなります。朝起きた時は、寝汗をかいて脱水気味になっているので、2時間前までにコップ1杯程度の水分を摂ってから、受診してください。内服可能な薬は、2時間前までに内服してください。
来院手術開始時間に合わせて、来院していただきます。体調の確認、血圧の測定を行い、手術着に着替えます。
手術入室して全身麻酔をかけて執刀開始までが約20分、手術は60分前後、手術終了から全身麻酔から覚めるまでが約10分。合計で1時間30分ほど手術室に滞在します。
術後の経過観察(リカバリールームにて)2~3時間ほど経過観察をします。水分・ゼリーなどの飲み込みの確認、トイレまでの歩行の確認を行い、吐き気やふらつきがないことを確認して、帰宅します。
帰宅後(自宅にて)当日はなるべく安静にしてください。シャワーは翌朝からになります。翌々日まではシャワーです。3日目から入浴することができます。キズのテープは3日間張りっぱなしです。入浴すると剥がれてくるので、市販の絆創膏などで保護してください。テープかぶれ・痒みが強い場合は、テープを剥がしても大丈夫です。
術後の受診(1週間前後)
キズの確認(10分)術後5日~2週間ぐらいの都合のいい日に受診をしていただきます。鼠径部やキズの確認、手術の状況を説明します。この診察で問題がなければ通院終了となります。ほとんどの方がこの1週間で通院が終了になりますが、必要に応じて、1~2か月後に再診していただく事もあります。コロナ禍以後は、調子のいい方の再診は、極力しないようになりました。ご本人が心配な時に電話で再診の予約をしていただいております。