鼠径部の構造的な弱点~女性編~
[2017.08.14]
前回、男性編についてお話させていただきましたが、本日は女性の場合です。
二足歩行ゆえにそけい部に内蔵の重みがかかる上、他の部位は5つの筋肉で支えているのにそけい部を支える筋肉が3つしかないというのは男性と同じです。ただ女性の場合は、子宮を固定する繊維組織(子宮円索)がそけい管を通っています。男性のそけい管は小指ほどの太さですが、女性の場合はそれよりも細いので、そけいヘルニアになる確率は男性よりも低いです。ですが、デリケートな部分ですし、嵌頓(かんとん)し易いタイプのヘルニアであることが多いので、早期に、腹腔鏡による腹腔内への影響が出来るだけ少ない手術(TEP法)を薦められることが多いと思います。あまり人目に付く部分ではありませんが、女性ですとどうしても傷をできるだけ小さく目立たなくしたいですね。
脱腸・太ももの付け根のふくらみは、鼠径ヘルニアかもしれません。そけいヘルニアの日帰り手術なら、たまプラーザ駅徒歩3分、東名川崎ICより車で5分の 『横浜青葉そけいヘルニア・外科クリニック』 へご相談ください。